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白蟻駆除を自分でする方は薬剤別の特徴を押さえておこう
もし、自分で白蟻駆除を行おうとするのであれば、薬剤の特徴を覚えておきましょう。ここでは、白蟻駆除に用いる主な薬剤について紹介していきます。
白蟻駆除で主流となっている薬剤の種類
- カーバメート系
- 除草剤などにも用いられる薬剤です。神経伝達を狂わせ、中毒症状を起こさせて白蟻を始末する効果があります。シックハウスの原因にもなる物質なので取扱は少々危険ですが、近年は技術開発により安全性は上がりつつあります。
- ピレスロイド系
- 即効性の薬剤であり、神経を麻痺させて駆除を行います。人や犬猫には毒性が低いのですが、魚毒性が高いので魚類を飼育している場合は注意が必要です。また、誤って吸い込むと少し気管支がピリピリするので気をつけましょう。
- ネオニコチノイド系
- 高いドミノ効果と安全性を誇る薬剤です。カーバメート系薬剤と似たような効果があるのですが、こちらは遅効性です。虫以外の生き物に対してはほとんど毒性がないのですが、代わりに昆虫全てに効果があるので虫を飼育している場合は注意が必要です。
- フェニルピラゾール系
- 非常に強力な毒性を持った成分であり、遅効性です。こちらもネオニコチノイド契約剤と似たような効果を発揮しますが、こちらはさらに毒性を増したので白蟻駆除に絶大な効果を発揮します。しかし、こちらは人、動物、魚類に対しても高い毒性を有するので注意が必要です。
- フェニルピロール系
- 上記のフェニルピラゾールと同じような名前をしていますが、別物です。こちらはシロアリに呼吸障害を引き起こし、駆除を行います。効果はやや違いますが、特性はほぼ同じであり、強力な毒性とドミノ効果、そして人、動物、魚類にも毒性があるので注意が必要です。
自分で薬剤を選ぶ場合
白蟻駆除に用いる薬剤には様々な種類があります。そして、どれも効果が大幅に変わります。安全なものならば誤って口に入れても問題ないですが、毒性の高いものをうっかり赤ん坊やペットが食べると大惨事になります。また、用法用量も重要であり、正しい量でなければ効果は発揮されません。よって、薬剤選びは業者と相談して選びましょう。